精神科のお薬の変化~サインバルタからパキシルへ、ストラテラ増量
ADHDのお薬ストラテラ15週目に入りました
前回、通院記録を書いたのが一月の終わりなので、まるまる一月あいてしまいました。
その間のわたし自身の変化と、お薬の変化を記録しておきます。
ストラテラ10週目でほんの少々増量一日55mgになりました。
派手な健忘は相変わらずなのですが、うっかりミスがかなり減ってきたような気がします。
自分自身で一番上向いているなと感じるのは料理。
前回の記事
でも少しふれていますが、家事がなんとなく出来るようになったのがとても大きな変化です。
特に料理に関して、冷蔵庫の中身を見てとっさに判断して何とか一汁二品作ることができるようになったのです。
考える時間の短縮とでも言いましょうか、悩まなくても冷蔵庫を空けたら材料を選出して、それこそマルチタスクで料理時間も短縮で、作り終えることがなんとなくできています。
コレにもう一品とか、翌日のために一手間かけて準備をしておくとかが加わると、まだまだ難しいとは思いますが、一般的な夕食作りなら手間なく作れるという、むちゃくちゃ久しぶりの快感に浸っています。
自身の状態がここまで悪くなる前は、料理は得意分野で、いかに手間かけずにおいしくかつ見栄えよく作るかを、毎日の楽しみにしていた時期もあったのです。
そこまでの状態にはまだ戻っていませんが、少なくとも料理に時間をかけることが少なくなったのが最高にうれしいです。
このままストラテラの力を借りて、どこまで家事が出来るようになるか、ちょっと楽しみでもあります。
身体的な変化と精神的な変化
ストラテラを飲み始めて11週のとき(5mgの増量後)に気がついた症状なのですが、ちょっときつめの便秘に悩まされました。
それまでは、おなかの張りやゴロゴロなるのが気になっていたのですが、ここにきて副作用に便秘!と驚いたものです。
さすが、効果が現れるのも遅いけれど副作用が現れるのも遅いお薬です。
しばらくしんどかったのですが、じきにおさまってくれました。これは身体が慣れたということなのでしょうかね。
精神的な面なのですが、春をむかえるころからどうも落ち込みが激しくて、週の半分くらい何もしたくない、何もできない。という状態になったりもしました。
いざやり出せばなんとかこうとかなるのですが、なかなか動き始めることができない。
生きている空しさがこみ上げてきたり、あんまりよろしくない状態になってきました。
せっかくストラテラがなんとなく効き目が現れてきたというのに、これではさみしいです。
今回の通院でお薬の変更がありました
2010年の5月から飲み続けていたサインバルタ。SNRIですね(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)。*サインバルタカプセル20mg 医薬品情報・検索 イーファーマ
間もなく丸六年。
このサインバルタとお別れすることになりました。(また戻るかもしれませんが)
現在断薬のための減薬中です。MAXの量を飲んでいたので、一カプセルずつの減薬です。
そして、サインバルタの代わりにパキシル。SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)。*パキシル錠10mg 医薬品情報・検索 イーファーマ
このお薬を飲むことになりました。
このお薬、パキシルはサインバルタの前に数年飲んでいたものなので、その効果も副作用もしっかりと覚えています。
SSRIとしては古いお薬なので、効果が高いというか荒いというか、切れがいいというか、はっきりと効果がわかるお薬だと思います。
このお薬については副作用の問題などであまりよいことは聞きませんが、効果は高いとなんとなく身に覚えがあります。
一番状態がひどかったときにしっかりとわたしを助けてくれたお薬ですから。
ただサインバルタにはわたしの持病、線維筋痛症の疼痛にも適応されている、イタミにも良く効くお薬。現在、イタミを解消してくれるお薬とは全部さよならをしたので、サインバルタだけが最後の砦だったのですよね。
それでも、痛みよりも、精神的な不安定さをなんとかしたいと、主治医の提案を呑みました。
そこでサインバルタ減量とともにパキシルを少量からスタートしたのです。
ひとつ気になったことは、パキシルはストラテラの血中濃度を上げる作用があるとか、いままで以上に増量には気をつけながら…というところでしょうか。
まあわたしの主治医、減量も増量もものすごく慎重ですから大丈夫と思っています。
とりあえず、これで落ち込みが少しでも回復してくれればもうOKOK。
わたしの問題
今わたしが抱えている悩ましいことがらは、自ら動けば何とかなる問題ではありません。時間の経過が必要なことがら、そしてそれがいつ訪れるかもわからない。先の見えない不安って奴です。
必要最低限、その時が訪れたらソク動けるように準備は万端なのですけどね。
まだ数年から十年単位で待たなければならないかもしれません…。苦しいです。
もうひとつは、息子の今後のこと。
でもこちらは、若さと、未来と、なんだかそれだけで心配がうすれてしまうような問題。
こうのん気で構えられるようになったのも、息子の成長のおかげ。たくさんの支援してくださったかたがたのおかげ。そして何よりも、息子自身が自分でやりたいことを見つけてくれたおかげ。
目標がハッキリしていますから、それにむかって情報を集め、準備をしていって、後は本人の努力と…たくさんの運の必要ですけど。
まあ何とかなるかなあと、思い込んでいます。
今やりたいことに精一杯努力をすることは、その結果がどうであれ、将来によき積み重ねとして残っていくだろうから。
息子よ、どんどん努力しておくれ~(ほっといてもやるだろうけれど)
母のわたしも、何か楽しいことやりたいことが続けられるくらいの体力と精神力がほしいなあと思います。
きっと、今回のお薬の変化で、なんらかな道が見えてくるんじゃないかとも思っています。
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最後までお付き合いくださいましてありがとうございます。