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別名お花畑あたま。

大人の発達障害者とその周りについて。2

相変わらず良く眠っていますが、今月の目標(一日6時間は起きている)は何とかクリアしております^^

 

少し前にアップした


良く寝ている間に考えたこと。発達障害当事者とその周りについて。 - ファンタジー頭へようこそ!

 

こちらの記事の続きを今回は書こうと思います。

今回も発達障害と言う言葉を使わせていただきますが、ASD(自閉症スペクトラム*1ADHD*2、LD*3を持つ方の総称としての意味で使用します。

 

まとめるにあたって、わたし自身の経験を元に書かせていただきましたが、幾分表現が上段からの発言とも捉えられるものになってしまったところもあります。又、発達障害者よりの視点で書かせていただいたので、多くの方には不快な事もあると思います。申し訳ございません。

  

大人の発達障害者にとって

発達障害当事者にとって重要な周り(環境)は

  • 家族
  • 職場
  • 支援者
  • 友人

と言うところでしょうか。

 

中でも家族の存在は大きなポイントになってくると思います。

身内と言う視点で的確なサポートをしてくれる存在となるか、虐待ともいえるような当事者を戸惑わせる存在となるか。

 

子どもの当事者にとっては親から逃れるすべはほとんどありませんし、その場合はいかに周りが早く気がついてフォローにあたることが出来るか、が、メインになってきます。

*このことについてはいつかまたの機会に書きたいと思っています

 

いちばん身近な家族

成人の当事者にはまずは自分の家族がどういう存在なのかを見極めることが、自分自身を守る早道じゃないでしょうか。

 

いわゆる定型発達の親にとって、発達障害の子どもを育てると言うのは一筋縄ではできません。他者にない苦労を長い年月積み重ねています。

だから(いい悪いは別として)発達障害の子どもを圧迫したり支配したり虐げたりしがちになるお膳立てはしっかりと出来ています。

 

それでも自分の子のために、いち早く子の状態を見つめていくことにシフトしていった親御さんがいないわけではありません。

そういう親御さんは当事者にとっては一番身近な一番信頼のおける支援者として、存在してくれます。

 

前者の親の場合、これは当事者だけの問題ではなく、家族全体がとても辛いものとなってしまいます。

当事者として一番困ることはお金の問題でしょうが、可能ならば家族の元を離れるのが何よりも良いものとなると思います。

少なくとも、一人でくつろげる空間、誰にもジャマされない空間を確保することが出来ます。

これによって精神的にも肉体的にもリフレッシュできるようになることはすばらしいことだと思います。

 

当事者と仕事

自身の能力を発揮してその仕事ぶりが認められる当事者もいるでしょう。

職場選びの段階から躓いて、毎日が苦手なことばかりで職場のお荷物的に感じている人もいるでしょう。

いずれにしても、職場で自分の障害をカミングアウトしているいないに関らず、多くの普通の人にとっては、仕事が出来ようが出来まいが、発達障害当事者はわずらわしい存在になってしまうのは致しかたがないと思います。

なかにはご本人の資質によって、かわいがられ暖かく見守ってくれるような環境になることもありますが。

 

わたしは職場での告知はしなくてもいいんじゃない?派です。

職場でカミングアウトしてもしなくても発達障害にあったよりよい支援はまず求めることが出来ませんし、(将来的にはどうなるかわかりませんが)上記に書いたように、発達障害を持っている人は仕事が出来る出来ない関係なく、職場の空気を乱しやすい傾向にあるのは確かで、その空気を読んで回りになじむことに集中してしまうと、仕事事態が辛く重たいものになってしまい、いずれは二次障害を患うことになるのではないでしょうか。

苦労してみんなに好かれる障害者を目指す必要などないのです。

 

それでは職場の空気を読まなくていいのか?

となるとそれはそれで問題が沢山発生しますが、当事者自身は「周りに迷惑をかけてはいけないと気を使いすぎる」よりはずっと楽に仕事に専念できると思うのです。

ポイントは上司とのコミュニケーション。

とにかく上司だけはしっかりとコミュニケーションをとっておくと楽です。一にも二にも仕事の指示を下すのは直属の上司ですし、その上司がOKならば周りの空気など放置していてもいずれは消え去ります(たぶん)

真面目な気質の方が多い発達障害当事者、出来ないことも多いかもしれませんが、真面目さはひとつの大切な武器になると思います。

 

職場の選び方の話をしましょう。

こんなご時勢ですから選ぶなどといった贅沢は出来ないかもしれません。

それでも仕事が出来る体力気力があるうちに仕事と言うものに慣れておくことは長い一生で大切なことだと思います。

お金が少ないとアレコレ不安な事柄が多くなります。ひとつの不安が大きくなりやすいのも発達障害ならではのこと。

それでもあえて言います。給料で選ぶよりは仕事内容を優先したほうがいい。

自分の得意不得意。発達障害の診断を受けている当事者の方なら必ず受けていると思いますがWAIS*4などの結果をもとに得意な分野に少しでも関る仕事内容を探しましょう。

あるいは、少しでも自分の好きなこと興味のあることに関ることを探しましょう。

自分が得意だったり好きだったりすることは、多少の苦労など苦労と感じることなくすんでしまうかもしれないし、仕事においてはプラスに働くと思うからです。

大事なことは、プライドは横においておく。ということ。

今まで培ってきたプライドは職場では横においておきましょう。プライドを刺激されると、余計な精神的圧迫になりやすいですし、自身の中に怒りの感情が目覚めやすいからです。

職場では感情はあまりないほうが良いです。特に怒ったり泣いたりは禁物です。当たり前なことですね。ですが、パニックになると思わず感情があふれ出てしまうのも発達障害者の当たり前なのです。(もちろんすべての発達障害者がそうではありません)

 

 

発達障害の人のビジネススキル講座

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長くなってしまいましたので、この続きは次回に持越しです。

残りの支援者についてと友人についてまとめていきます。

 一度にまとめられなくてすみません。

 

 

最後までお付き合いくださってありがとうございます

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*1:自閉症、広汎性発達障害(PDD-NOS)などを連続体として捉えたもの

*2:注意欠陥、多動性障害

*3:学習障害

*4:成人用知能検査、この検査によって発達障害者の得意不得意な面がはっきりとする