認知症の検査あれこれ~精神科通院記録38
健忘がひどいので認知症を疑って…
あまりの物忘れ…というか時間が飛びすぎることが怖くて、精神科の主治医にそれをうったえたら、大学病院で専門的に検査を受けることになりました。
*それについては、前回の通院記録を↓
初診日に認知症専門の精神科医に診ていただいて、血液検査と簡単な認知症の検査とMRIなどの器質的な状態を診るための検査と臨床心理士による心理的検査の予約を取っていただきました。
初診のときの問診と簡単な検査では、認知症の可能性はものすごく低いと言われつつも、いま実際に困っている『健忘』についてしっかり調べたいというわたしの希望と、しっかり調べるに越したことはないというドクターの判断で、検査にこぎつけたわけですが、2週間ですべての検査の予約から実施、診断まで、すませてくださるというスピード検査で、ちょっとそのスピードにわたしの精神がなかなか追いつけなくて、ヘロヘロになっております。
検査していただいたものは
初診で受けた検査は
こちらだと思います。
これは簡単すぎて、満点とれました。(ほんとに簡単です、本格的な認知症になるとこれさえわからなくなるんですね)
あとは血液検査、
こちらは、通常の血液検査と思われます。
現在自費検査として、認知症の早期発見(軽度認知症障害)の血液検査があるようです
わたしは自費ではないので、この検査は受けていません。
そして先日、心理士さんによる検査を受けてまいりました。
ネットで調べてみたのですが、なかなか出てこなくて、テスト名は不明です。
いろいろな検査を複合的にしていただいたのかもしれません。
図形やら、音声記憶やら、漢字の読み、自己評価(はい、いいえで答えるもの)最後はバウムテストのような木の絵を書くというものまでありました。
とにかく音声からの記憶検査がしんどくて、途中で投げ出したくなってしまいましたが、なんとかやり通せたもようです。(時間切れだったかもしれません)
もう頭痛がして、ほんとにしんどかったです。
こんなにも記憶力が悪かったのかと、泣きそうになりました。
残りの検査は
あとはMRIと血流の検査だけです。
この二つは一日で両方受けられるので、足を何度も運ばなくてもすんでラッキーです。
この手の検査は、寝ていればいいので楽です。
まあ検査なのでどきどきしますけど。
そして来月早々に、検査結果がわかります。
うーん。
何かあったら怖いけれど、何もなくても自分の健忘がどこまで行ってしまうのか、はっきりしないのも怖いです。
健忘の原因は…。
まず最初に、薬による副作用を疑うそうです。
順番に薬を減らしていって様子を見たりするそうです。
次に、器質的な問題があるかどうか。
そして、精神的な問題。
うつや社会不安症でも健忘は起こりえます。
ほかの精神的な病気でも起こります。
何が原因なのかハッキリすることはとても難しいかもしれません。
ただ健忘の頻度とその重さが日常に支障が出るレベルだあるならば、何とか回復したいと望むのは自然なこと。
解離性健忘
わたしの中でどうしても、解離を信じられない部分があって、真っ当に向き合うことが出来ていません。
解離性のものじゃない可能性があるうちは、ほかの原因を考えてしまいます。
ただ、健忘について調べていく上で、やはり『解離性障害、解離性健忘』はどうしても考えなくてはならない部分。
とくにASD自閉症スペクトラムの人は『解離症状』を起こしやすいと、解離性障害の専門医の書籍でふれてあったこともあって、よけいに気になってしまいます。
解離性障害のことがよくわかる本 影の気配におびえる病 (健康ライブラリーイラスト版)
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それでも信じられない状態なのは、封じ込めた記憶を思い出すのが怖いからかもしれません。
いい加減覚悟を決めればいいのに、と、も、わたしの中では思う部分もあるのですけどね、今回の認知症の検査結果から、わたしの中の健忘のせめて輪郭だけでもとらえられればと思ったりもしています。
検査結果が出たらまた書きますね。
最後までお付き合いくださいましてありがとうございます。