自閉症と不登校とうつ病とカウンセリング
6年間お世話になっていた親子カウンセリングが終了となります
息子が小学四年生のころ、「不登校の自閉症児の親の会」がきっかけではじめたカウンセリング。
中学卒業を目安に区切りを付けることになりました。
カウンセリングを始めたころは、息子の心の状態(うつ)とそしてそれを受け止める母親の心理的フォローという形でカウンセリングを受けていました。
当初を思うと息子はしっかり成長し、うつ状態も脱皮し、心も強くなりました。
何よりも自分の意思を大切にするということを覚えることが出来ました。
それに比べてわたしの方は、自身のPTSDによる解離症状、ずっと続いているうつ病。よくなったり悪くなったりの繰りかえしです。
まあ一番ひどいときは脱しましたけれど。
(たぶん)
カウンセリングをしてきてくださった臨床心理士の先生に依存していたのでしょう。ずっとずっとカウンセリングを受けられるものとどこかで思い込んでいました。
父のこととその後のゴタゴタ(まだ当分終る見込みもない)今のこの状況で、カウンセリングが受けられなくなるのは、正直とても辛い。
辛いけれど、自閉症で不登校の子どもと親のための。というそもそものきっかけを考えれば、至極当然なこと。きっぱりとカウンセリングを終了しなければなりませんね。
まずは自分の気持ちを整理。
息子の方は、心理士の先生に告げられたときも動ぜず、今までの自分と将来の自分とそして今の自分をしっかりと理解し見つめていられる常態なもよう。
子どもの成長ってすごいや。うらやましい。自分の子どもにちょっと嫉妬。
わたしの周りにはわたしを助けてくれる人が沢山いる。
このことを忘れないようにしないといけません。
昔は全部自分ひとりでなんとかせねばと思い込んでいて、本当に一人で行動し踏ん張ってきたせいで、身体も心も病気になってしまいました。
身体が動かなくなってやっと、人にヘルプが出せるようになりました。
これは息子がいてくれたおかげです。自分ひとりだったらそのまま死んでいてもおかしくはない状態でした。
精神科のドクター、心理士の先生、役所の相談員さん、支援ヘルパーさんの事業所の方々。
息子のほうでも、学校の担任の先生、教頭先生、通級指導教室の先生、教育センターの相談員さん、児童相談所のドクター。
みな、血のつながらない他人ですがしっかりとわたしたち親子を助けてくださいました。
現在もこれからも続けて助けてくださるでしょうし、その中でのお別れは当然あるかとは思いますが、.全部がいっぺんに消え去ることはない、いつも誰かがわたしたちを助けてくれる側にいるんだということ、このことをしっかりと脳裏に刻み付けておけば、少しくらいのことではパニックにならずにすむのではと考えるようにしました。
このところ同じようなことばかり書いていますが、血のつながり、身内って怖い。
今現在たくさんの方々に守られているので、何とか父が亡くなってからのゴタゴタに耐えていられるのですが、こういう事って、家族間に何の問題もなく過ごしてきた人たちには理解しがたいことだろうとまでは想像できます。
機能不全家族、毒親、などの言葉が生まれているので、そういうことがあるんだなあ位には思ってもらえていると思います。
それでも理解してもらうなどということは無理だと思っています。が、
家族は仲よくしたほうがいいよ。
親は大切にしなきゃ。
というアドバイスは、自分の身内に苦しんでいる人たちにとっての、追い討ちをかける猛毒にしかなりませんから、しないでいただければ助かると思います。少なくともわたしは大助かりです。
身内の存在が怖いって、理解できますか?
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↑ こんな本あったんだ。箱庭療法については色々考えるところもあるけれど、見世物にしてしまうという芸人魂が何だかすごい。
最後まで読んでくださってありがとう。皆さんに感謝。