のべらっくす作品の感想書きます【第4回】短編小説の集い
今回のお題は『お菓子』でした
何故お題がお菓子なのか全くピンと来なかったわたしでしたが、さすがに2月に入って気がつきました。
あ、バレンタインだ!
遅すぎますね。
毎月のこの企画に参加すること、参加できないまでも色々な作品が読めること、それがわたしにとってひとつのハリとなってきたような感じです。
感想はとても苦手なのですが、今回も挑戦です。
その内に感想がうまく表現できるようになれたらいいなあとも思っています。
(毎度、わ~とか好きとか、感情そのままの単純な感想でごめんなさい)
【第4回】短編小説の集い 感想記事まとめ - 短編小説の集い「のべらっくす」
それでは順番に…
男子三人の関係が面白かった。通じる箇所と通じない箇所とあるんだけれど、まとめて何となく通じ合っているような雰囲気。うらやましい関係だなあ。
この三人の四年間の過去を想像(妄想)したくなるお話でした。
いつも安定した読みやすい文章でよいなあと思います。
「こうせん」とはまたまた懐かしいおやつが登場しました。わたしもほんのわずかですが祖母に作ってもらった記憶があります。
あのなんともいえない味わいが、上手に表現されていたと思います。
ラストのお父さんの一言がいい感じで大好きです。
心に痛いお話でした。
このお話のようなことを平気でする子どもも現実には存在しますが、このお話の中の璃子ちゃんはなかなか平気にななれない子だろうと感じてしまい、それが心に痛かったのです。
璃子ちゃんはこの先どんな大人になっていくのだろうと妄想が止みませんでした。
妄想すればするほど、心が苦しくなってしまって、なんとか無理やり明るい未来を想像して璃子ちゃん妄想を終了しました。
おおおーっでした。
読んでいて不快感など微塵もなくてどっちかって言うと爽快でした。
ただ、カスミちゃんの存在が面白くもあり理解不能でもあり知らない何かを突きつけられたような感覚に陥りました。
一方のぽるかちゃんはとてもしっくりきて気色が悪いほどシックリ来て、これまた妙な気持ちにさせられました。
わたしにとってはとてもふしぎで気持ちの良いお話でした。
とっても個人的な原因で、ウサギとリスが並んで丸太に座ってラムネ。ときたらあれだよなあ…と、思ったら悲しくなりました。
このお話、深読みすると苦しくなりそうなので、さらりと読んでしまいました。
それでも、はじめの印象と言うのは、結構深くて、このお話のシリーズの別のお話も読まなきゃと言う気持ちにさせられました。
駄菓子屋さんの思い出がわたしにはありません。だからかもしれませんが駄菓子へのうきうきとした気持ちが感情移入できなくてとても残念でした。(これも個人的な理由と言うか原因ですね)
主人公が大人になってからの行動はとても入りやすかったですしステキに思えました。
これはわたし自身が大人の目で読めたからだと思います。
半分こっていいですね。
いいお話。前回のお話のあすかちゃんなのかな?同姓同名の女の子なのかな?
とにかく、大人になりきる前の男の子と女の子がなんとも言えずいい色出してて、今回の作品も好きです。
主人公の偏った鈍感さもいいし、月島あすかちゃんの儚さもいいし、なんて表現したらよいのだろう…?水彩画のようなイメージ?そんな読後感に包まれた作品でした。
映画「ナインハーフ」を思い出しました。
皮膚に甘いものって、妙な色香が漂いますよね。
そうそう、三段腹どころかおへそまで平らになりますもんね。
そうなった時でも、きっと隆史はまあるいおなかでも楽しく甘味を味わうような気がします。
今回の作品今までの金田さんのお話の中で一番好き!
香りと匂い、この言葉の微妙なニュアンスをうまく使ってて心の中で拍手喝采してしまいました。(主人公さん不幸に拍手してごめんなさい)
たった数行からでもわかる近藤さんのかわいらしさと絶妙なタイミングで使われた辞書(のような)カタログと剛くんの思い込み言葉がものすごくつぼにはまりました。
ルイスチョコ、食べてみたいです^^(実在したらいいのに)
第四回参加作品の中でのわたしの一番。
(ルイスのチョコと悩みましたが…)
登場人物がすごくいい。
ハスミもナオもとても素直で輝いていてわたしには眩しいくらいなんだけど、設定がSFなのでそのまぶしさ感が直接じゃなくて何かに投射してから目に入ってくる感じ。
伝わるかなあ…?
明るい未来を願えるお話はとても好きです。
スフレ・オ・ショコラ作ってみたくなりました。
お菓子を作りながらの心境の描写がなかなかステキでした。
三葉子はどんなことを心に決めているのか?15分後の二人の会話がとても気になります。
自分の書いたものです。
毎度ですが中三の息子に推敲のために読んでもらっているのですけど、今回のお話は「現実的過ぎてこわい」と評されてしまいました。
ちょっとわたしの中にある色々なものが噴出したかな?という感じで、書き終えたらとてもスッキリしている自分に驚きました。
書けて良かったです。お題がわたしにとって大きなポイントでした。
シホちゃんのお話も読み手としてだいぶ慣れてきました。
彼女の背景が少しだけ見れた今回のお話、すっきりしていて読みやすかったです。
初登場のチエちゃんのキャラクターがわかりやすかったのが読みやすかった理由かもしれません。
冬の冷たい空気の中の動物園。
檻の中の動物たち。そこに何があるのかなあと、ふんわり考えることが出来ました。
続きが楽しみです。
二年ほど前にガムにはまっていた事を思い出しました。
ずっとかんでいないと落ち着かない。味なんてなくなっても何でもいいからとにかくかんでいたかった。
食べることや性欲に、人はバランスが崩れると依存しがちになるのですよね。
噛み捨てた僕ともしかしたら今でもかみ続けている彼女。もう接点はないのかもしれないけれど、荒れた画像のようにめいめいの記憶の中にその時あった何かへの『依存』の形として焼きついているのだろうな。なんて思いました。
読めて(出会えて)よかった作品です。
☆【第4回】短編小説の集いの一言感想おしまい☆
お菓子を食べること
この感想を書くために参加作品を読み直させていただいて、また新たな発見がありました。
自分のお話を書き終わったときには、吐き出した感で、ちょっと頭の中が整理がついた感じだったのですが、今回お題の『お菓子』についての作品を続けて読むことで、自分の中にある「食」に関しての思いが少し跳ね回りました。
どうも、わたしにはお菓子にへんてこな思い入れがあるようで、今回のお題の作品に少しずつトラウマが仕掛けられている感じで、一作品ごとに違った仕掛けが私を待ち受けていて、いつになく慎重に参加作品を読ませていただけたかと思います。
自分の気持ちを少しずつ整理していく感じ。
まるで課題をこなしていくかのように。
どう考えても自分のための感想になってしまって、一応感想としてまとめてみたものの、作者さんに申し訳ない気持ちです。
参加者の皆さん、主催のぜろすけさん。
読ませてくださってありがとうございました。
*感想記事もうたくさんアップされています。
わたしの作品にも感想くださって、ああちゃんと伝わっているんだなあとわかってとてもうれしかったです。感謝です。