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別名お花畑あたま。

祭り 【第11回】短編小説の集いの一言感想

20日も過ぎて次のお題も出ていますが

 

 あいかわらず頭がカランカラン音がするくらい鈍りきっていますが、ちょっとがんばってのべらっくすの感想(一言ですが)書いてみようと思います。

今から読むので一日では仕上がらないだろうなー。でも何とか全部の感想を書いてみます。

 

一言感想(まともな感想がかけないので、自分の気持ちをそのまま書いています) 

 

楽しく読ませていただきました。11回こちらのほうを先に読んでしまい、あわてて10回のほうも読みました。両方読んでリアルな世界とファンタジーな部分と交差しているのがわかりました。マナちゃんは素直すぎているというか面白い性格ですね。お祭りの屋台の中でもりんご飴は何だか特別感があってビジョンが浮かびやすくてよいと思いました。

 

 夏の夜のお祭りと言うとやはり不思議な世界とのつながりを感じてしまいますね。

ラストまでの道のり、とても怖くてグロテスクな想像をして読んでしまいましたが、主人公の草太くんがとてもやさしくて、ほんのりとしたいい物語に仕上がっていて気持ちよかったです。

 

導入部がやたら気に入ってしまい、何度も読んでしまいました。

現在と過去。中二という特別な時間は止まったままとどまっているのでしょうか。そこに共感してしまって、ちょっと苦しかったです。15年の年月、人はこうやって現実と折り合いを付けていくのでしょうか。とても好みな短編でした。

 

小説における名前って大切だなあと気付かせてもらえました。

さわやかでなかなか素敵なメロスでした。

細かな描写ではないのに、朝の風景がとてもはっきりとイメージできて一気に世界に入り込めました。

反面お祭りのイメージが主人公の気持ちと重なってか、あまり浮かばなかったのは作者の作戦でしょうか?いろいろいい意味での気になるところがあってとても興味深く読み込めました。

 

雰囲気で一気に読まされてしまいました。

タイトルの意味とか、登場人物の設定とか、あれこれ面白かったです。

ふと、ちゃんと読めてるのか不安にさせられるところも面白かった。

一番気に入ったのは、ラスト少し前の「自分専用の誰かではない」この思考がたまらなくいいな。

 

 素直に面白かった。

「祭りおじさん」と言うキャラクターどういう発想で生まれたのか知りたいくらい。

人と人が交差するのって互いに行き違いながら、どっかで繋がっていたりするのかなーなどと思う読後感でした。

 

小説の形ってこだわるべきなのかこだわらなくてもいいのか。この作品は大成功例だと思います。正直言って夢中で読んでしまいました。PCモニターで、スマホで自然体で読めちゃうという読者の状態をうまく使った作品。

遠い昔、星新一ショートショートに驚いたときの感覚を思い出しました。

 

 こういうお話大好きです。(頭の中で諸星大二郎のマンガを浮かべて読んでしまいました)

ストーリー的には唐突さがあるものの(だから面白いのですが)ぐいぐいと不思議な感覚が押し寄せてきて、読み進めずにはいられないのがすごいと思いました。

 

この作品、もっと長く読みたい。5万字くらいでもいい。ありとあらゆる現象をたくさん読みたい。

と言うのが素直な感想です。

これぞテーマ(お題)「祭り」を生かした作品だと作者の発想力に驚きを隠せません。

 

お祭りでカップルになるっていうのは、ほほえましいですよね。このお話は、その先の関係が崩れていくさまから、もう一度スタートすると言う流れで、うらやましいくらい縁のあるカップルなんだなあと、遠い憧れのような気持ちで読みました。

いろいろな障害を乗り越えると言うのは、人として大切なことなのかもしれませんね。

 

神社のちょっとした不思議と、お祭りと、焼きそばと、楽しく読み終えました。

夢の中に匂いが進入すると言うのは、楽しいものですよね。それが好きな食べ物のにおいならなおさら。

主人公とお兄さんの関係が程よく描かれていて好感が持てました。

 

うわ~っ!というくらいこの作品好きです。

わたしの中にあるある種の執着が形になっていると言う驚きで少し怖いくらいです。

この種の内容を描くのはかなり難しいと思うのですが、祭りの中に妖しさが溶け込んでいてすらすらと読み終えることが出来ました。変なところで「祭り」ってすごいなあと感心してしまいました。

一般に受けるかどうかは別として、わたしの中では今回、ダントツで好きな作品です。

書いてくれてありがとうございます。

 

図書館と九月一日。予想は的中しましたが展開は想像と違っていてすぐに引き込まれました。

仕事をやめたケンジが、何だかいい男になってて「ふ~~む」と思いました。

シホちゃんはあいかわらずで、何故かほっとしました。

(時間軸が現実と一緒に動いているとして…)

二学期の始まりは何かを抱える子どもにとってはものすごいストレスなのは確か。まだ十年そこらしか生きていない、まだ少ししか世界を知らない子どもたちにとっては、学校と言う入れ物は「絶対」となって押しかかるから。

ケンジの言葉はシンイチ少年の「絶対」を変化させてくれたと思います。

民間芸能の使い方が自然でとても面白かったです。

 

心に痛いお話でした。

大人の都合で弄ばれる子どもはいつだって大人を意識して生きてしまいます。

本当の母親だからと言って、子どもにとって安心できるかと言えばそうじゃないことも多々ある。

優羽ちゃんは母にも父にも継母にも捨てられた子ども。再びつないだ手を放さないように、少しでも優羽ちゃんが安心できるお母さんになってくれるといいな。

それにしてもひどい大人たちだ。

 

スッキリ安心して読ませていただきました。

よその地のお祭りというものはそれだけでなんとなく疎外感を感じるもの、たとえ観光地化していてもそんな気分になってしまったことを思い出しました。

作品の内容から外れますが、写真を撮ると言う行為はそこにあるものをそのまま写すものだから、何故か気軽に写真を撮れない自分がいます。これは一種の現実逃避かもしれないけど、この作品のように見えない何かまで写ってしまうからかもなどと思ってしまいました。どこか違う世界と世界が繋がる瞬間を写してしまうかもなどと。

 

 

感想を書き終えて 

この「祭り」というお題、まったく微塵もお話が浮かんでこなかったわたしとしては実に刺激的な集いでした。

「祭り」一つでここまで多様な作品が集まるのって、とてもすごいと思いました。

作者さんみなそれぞれの感性で作り上げた作品。どれも印象深いです。

 

それにしても、簡単な感想を書くだけなのに、書き始めてから1週間かかってしまいました。それでも何とか参加作品きちんと読んで、簡単ではありますが感想を書けて良かったです。

 

今チラッと、今月のお題を見てきました。「魚」とは…。

はじめに脳裏に浮かんだのは、食することの魚、つまり魚料理。どれだけ食い意地がはってるんだと…。

少し調子付いていますので、このまま一気に書けたらいいなと思っています。

眠りながらプロット練ります。

 

さて、感想を書き終えたので、ほかの方の感想や作者さんのふりかえりなども読んで行きたいと思います。

ほかの方はどんな感想を書かれているかも楽しみの一つです。

 

さいごに、

なかなか参加できていませんが、自分でまがりなりにもお話を作り上げると言うのは、自分の中のものを整理するチャンスでもあり煮詰めるチャンスでもあるなあと。そして何より、自分の書いたものを誰かが読んでくれること、感想を書いてくれることって、とてもとても自分にとって嬉しいことなんだと、知ることができました。

主催者のぜろすけさん、参加者の皆さんありがとうございます。

 

 

novelcluster.hatenablog.jp

 

あ、一周年企画もありますね。ここに書きたいこと書いてしまいました。

 

 

 

 最後までお付き合いくださいましてありがとうございます。

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