発達障害の子育ては何かと時間もお金もかかります
無職脱出作戦は失敗しました
何気なーく、無料配布の(勝手にポストに入っているとも言う)情報誌見ていたら、勤務形態がわたしにぴったりのお仕事があったので、誰にも相談せずにとりあえず電話連絡し、面接にこぎつけました。
ほんと、自分でも何考えているのかわからない行動パターンでした。こんなふうに突発的に動けたのは久しぶりのこと(彼是30年ぶりくらいかも)。それでも、専業主婦間もなく10ヶ月目になるのでそろそろ動き始めてもいいかもと、自分で自分を納得させて、苦手な苦手な面接に行ってきました。
かなりあがっていたので、記憶が定かではないのですが、履歴書になんと誤字を見つけそれが気になって気になって仕方がなかったというのが何よりも記憶鮮明。
いろいろお話を伺って、こちらも何とか受け答えは年相応には出来たと思っていましたが、メールで残念なお知らせが入りました。
まあこんなもんでしょ。
息子とわたしの仕事について話し合いをしました
先の面接を勝手に決めたこと、ちょっと不服そうでした。
が、見事玉砕したことを話すと、ほっとしたもよう。
どうやら、わたしが仕事をすることにあまりよい気持ちを抱いていないようでしたので、きちんと家族会議をしました。
我が家の家計の話もきちんとした上で、わたしの今後を相談.。
息子にしてみたら、わたしが仕事に行くようになると、わたしの精神状態がイライラが多くなるのでそれは困る。(身に覚えはあります)
あと、今自分は学校に行くために起きる手助けをしてもらわないととても困るので、高校卒業するまでは働かないでほしいと。
わたしは息子を起こすという仕事を引き続きすることになりました。
息子とわたしは共依存の関係です
息子の小児精神科の主治医も、わたしの精神科の主治医も、このことはきっちりと話してくれています。そして、今はまだこの状態を続けてよいという判断です。
息子が今後成長していくにつれてこの関係も変化していくだろうから、そのつど方法を考えていきましょうという感じです。(これはわたしの主治医のお話)
お互いに、依存しあっているのをちゃんと理解しているので、それほど問題はないらしいですが、さていったいどうなることなのか。
今はうまいことバランスが取れていますが、このバランスが崩れだしたときがちょっと怖いですね。
昔のわたしは仕事がないと生きていけないくらいのワーカホリックでした。
十年パート店員として勤めさせていただいた書店をやめてからよく10ヶ月、専業主婦でがまんできたなあと自分でも思います。
でもこれは、わたしにとって必要なことだったのかもと思っています。
今のわたしには、金銭的には仕事はしたいですが、精神的にはもっと穏やかにゆっくり生きたいと思っているからです。
こんな状態でも何とかなっているのは、たまたまそういう環境だからなのですが、これが働かないと金銭的に生きていけない!となると話は大きく変化していきますね。
わたしがこの環境を得ることができたのは、年金のおかげです
障害者年金の2級をいただいているので、それだけでは生きてはいけませんが、無理をして働かなくても何とかやっていけるのです。
本当なら息子の学校、その先の進学について考えると少しでも働いておいたほうがいいのですが、我が家は心の平和を選びました。
息子は節約をがんばるそうです。(なにをがんばるのかは????ですが)
発達障害の子育てをしているお母さんの知り合いにも、ものすごく無理をして働き続け、療育や病院通いもし、見ているだけでボロボロになっていくのがわかる方もいらっしゃいます。
少しでも楽になるためには、使える公的なものは全部使わせていただくと決心すると、いいのではと思うのです。
自立支援医療費などを申請したり、どうせならと腹をくくって手帳も申請すると、いろいろな面で金銭的に助かることが出てきます。
もっと突っ込むと、特別児童手当という方法もあります。(将来的に年金につなげやすくもなります)
いずれにしても、子どもが嫌だといえば全部申請をストップすれば済むだけのお話ですから、気楽に考えてもいいかもしれません。
我が家の場合は、息子の二次障害がひどくなって手帳のことを考え出し、特児のことも恐る恐るきいてみたり…(ここ数年、知的に遅れのない発達障害の子どもでも、二次障害などで生活面に支障が出る場合申請が通ることが多いようです)
結果、もう中学に入ってからでしたが申請をしいただいております。
発達障害の子育ては、ふつうの子育てよりも時間もお金もかかります
お住まいの自治体によって福祉の状況も異なりますが、国が定めているものは、しっかり調べて、自分のところにあったものはどんどん使わせていただくことで、子どもの心の安定が得られることに繋がる、ということもあると思います。
上記に書いたもの。
このほかにも、自治体によって様々な福祉があると思います。
わたしが利用させていただいている、家事を補助してくださるヘルパーさん、移動を援助してくださるヘルパーさんも公的に助けていただいているものの一つです。
身体が不自由な方のためによく耳にする、家の中のリフォームも発達障害で援助を受けられる場合もあります。
子どもを育て上げて自立まで導くというのはとても大変なことだと思うのです。ましてや発達障害児となれば、本当に時間もお金も体力も必要になってきます。
公的な支援を受けるにはいろいろと手続きが大変ですが、一つ一つ丁寧に感謝をしつつ申請をしていくとよいのではと、我が家の過去を振り返ってみてそう思います。
我が家がとても恵まれているなと思うのは、こういった公的な福祉につなげてくださる支援者が身近にいたこと、わたし自身に調べる能力がまだあったこと(きらいではないけれど最近はその能力も落ちてきていると思います)。
いろいろな方との出会いに感謝しないといけませんね。
助けてくださる方々(ヘルパーさんなどの事業所)の仕事がわかります↑
最後までお読みくださいましてありがとうございます。感謝です。