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別名お花畑あたま。

ASD(自閉症スペクトラム)としてのわたしと鏡

 

 鏡は友だち

鏡のことを書こうと思います。

鏡とわたしの長い付き合いをまとめようと思います。

わたしは今までたくさん鏡に助けられてきました。

鏡はわたしの大切な、嘘をつかない、変わらない友だちです。

 

他者から見た姿勢の印象

ASD者にとって姿勢やら表情やらはとても重要なポジションだと思います。

人間見た目がすべてとはいいませんが、よい姿勢よい表情のほうがプラスになることははっきりしているのではないでしょうか。

わたしはもちろんのことASD者はどうしても身体の意識がきっちりできていないと感じています。

  • いつもふらふらした感じ。
  • 姿勢が悪いとよく怒られた過去を持っている。
  • 歩き方が変。
  • 気をつけの姿勢ができない。
  • そもそもまっすぐ立つってどうやるの?

こんな所でしょうか?

きちんと立つ姿勢というのはそのまま健康にもつながりますので、姿勢を整えることは一石二鳥です。

まとめてみます。 

 

 立ち姿を鏡に映してください。

まず自分の姿勢を第三者視点で見るために(できれば姿見があるとよいのですが、なければ身体半分でも映るもので代用して)自分的にまっすぐだと感じるたち方で映してみてください。

鏡に直線を書いたつもりになって自分の立ち姿を意識してまっすぐに直してみて下さい。

わたしの場合どちらかの肩が上がり気味になってしまいます。

  • 身体の芯が斜めになっていませんか?
  • 肩が右上がりになっていませんか?

今流行の体幹を意識するのです。

 

真横に向きなおしてください。

  • 背中がそりすぎていませんか?
  • お尻が出ていませんか?

おなかを引っ込めて、お尻にきゅっと力を入れると横向きもまっすぐになります。

 

この二つの状態を身体で覚えると、自然なよい姿勢が出来上がると思うのです。

これらは私が長年、整体やら整形外科やらで教えてもらったことから自分が一番楽なものを書いてみました。

よければ試してみてください。

 

体幹力を上げるコアトレーニング

体幹力を上げるコアトレーニング

 

 

 

続いて歩き方。

歩き方としては、骨盤を意識して前に出すようにする、足の膝をきちんと伸ばして歩く。

でしょうか。歩き方は少し荷物を持つだけで体勢を維持できなくなってしまう私としてはまだまだ試行錯誤。これからどんどん老化していくだろうけれど、矍鑠と歩いてらっしゃるおじ意様もいらっしゃるからまだまだあきらめずに考えていくつもりです。

姿勢にしても歩き方にしてもきちんとした筋肉が必要なので、それらも同時進行して鍛えたりストレッチしてクールダウンさせたりしています。

あとは腹筋と背筋のバランスは必須のような気がします。

 

歩き方は鏡に映せないので、もし可能ならば誰かに映像で撮ってもらうと一番よいと思います。が、それはなかなか難しいお話だと思います。(わたしはこれ用に撮ってもらったことなどありません。たまたま歩き姿が映ったものはしっかと見ましたが)

わたしが一番よくするのがウィンドーに映った姿を時々観察すること。でした。それだけでも歩き姿はだいぶよくなると思います。

 

もう一つ大切なこと、表情の作り方

ASD者は表情が硬かったり、人と違った反応の表情をしたりと、他者に誤解を与えることが多いと思います。

そこで、とりあえずの表情。

  • 笑顔
  • 困った顔
  • びっくりした顔
  • 怒った顔
  • 悲しい顔

これを鏡の前で練習するのです。

表情を作るとなると抵抗を感じたり大げさな演技風になってしまったりと難しいことは難しいのですが、人の中で生活していくうえで大切なものなので、わたしは必死で練習しました。

 

笑顔は口角を上げれば出来上がります。あとはその角度と口の開き方でバリエーションが出来上がります。

困った顔は顔の部品を中央に寄せるイメージで何とかなると思っています。

びっくりした顔は眉を上げればOKなのではないでしょうか。口まであけると大げさになってしまう気がします。

怒った顔は方眉を寄せ口を噛み締めると出来上がると思います。

一番難しいのが悲しい顔。

わたしはいまだに習得できません。演技っぽくなってしまうから…。

これだけは実際に悲しくなって涙をポロリと流す以外に思いつきません。どなたかよい悲しい顔の作り方があったら教えて頂けるとうれしいです。

お義理で悲しい表情をしなくてはならない場面はそこそこあって、40年以上これで良しと思っていた悲しい顔の表情が、少しも悲しく見えないというのを人に指摘されましてやっと気がついたわけなのです。

それから練習してるのですけどね、本当に難しいです。先に書いた涙ぐむと言う方法のほうが簡単かなあと、今はそれで何とか乗り切っています。

 

そのほかにも

鏡は正直ですから体調の悪さも良さも映してくれます。

自分が年齢を重ねているのも正直に映してくれるので、それに見合う生き方を考えていきたいと思うようになりました。

 

子どもの場合。

鏡を見る習慣をつけるのは良いと思いますが、無理に姿勢を直したりするのはNGだと思います。それは苦痛となって多分一生覚えていることになりますから。

鏡とは仲良しになるように鏡で遊ぶ感覚でいればいいと思います。

特に小さな子は筋肉もついていないしグニャグニャ姿勢の子が多いと思いますから。無理は禁止事項です。

 

 

鏡の国のアリス (新潮文庫)

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息子のこと

息子も小さなときはぐにゃぐにゃでしたが、不登校になってからはじめたスポーツ家庭教師と空手で、自然と姿勢は整ってきました。

鏡を見ると言うことに抵抗がある年齢になってもちゃんと意識して鏡を見ているようなのでよかったと思っています。

適度な運動を子どものときから習うというのはASDの子どもには良いことなのかもしれません。

現在まだ空手を習っていますが(お休みが多いのでいまだに帯の色は色帯です)どうなのでしょう。ASDの子が思春期に暴れやすいと言うこともあるようなのですが、ちょっと怖いです。真剣に殴られたらかなり痛いだろうなあと、思春期真っ盛りの今少しだけ覚悟しています。

そうなる前に逃げる練習をしておいたほうがいいかもしれません^^;

 

 

 

*参考にさせていただいたサイト 

アスペルガーライフblog

「アスペルガーな狸穴猫の姿勢なおし遍歴(1)-これって結構身体作りだったかも-」

「アスペルガーな狸穴猫の姿勢なおし遍歴(2)-腰痛解消したら立ちつづけても疲れない身体に-」

 

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最後まで読んでくださってありがとう。感謝です。