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ファンタジー頭へようこそ!

別名お花畑あたま。

「母という病」読みましたが、少しも救われません。

 

しんどい本でした。

岡田尊司さんの本、

何冊かは読んでいるのですがこの本が一番心に堪えました。

 

「母親と言う十字架に苦しんでいる人へ。」

これが帯のコピー文です。

 

そもそも、わたしは大きな勘違いをしてこの本を手にとってしまいました。

 

「母親だからこうしなければならない」と言う母親に向けての苦しみから脱却できるヒントが書かれている本だと思っていたのです。

 

読んでみたら間逆でした。

 

子どもから見た母親像。

子どもが背負っている「母親と言う鎖」

この苦しみのことが書かれている本でした。

 

わたしの場合、この両方の立場、

虐待親、機能不全家族で育ち、

現在一人息子(発達障害児)を育てているので、

勘違いはともかく読んでも損はないと思い読み進めていきました。

 

   目次
  • 序章 母親と言う十字架に苦しんでいる人へ
  • 第1章 「母という病」に苦しむ人たち
  • 第2章 生きづらさの根っこには
  • 第3章 残された傷跡
  • 第4章 不安定な母親に振り回されて
  • 第5章 自分しか愛せない母親とその人形たち
  • 第6章 生真面目な母親の落とし穴
  • 第7章 「母という病」を克服する

 

親を心底憎んでいる被虐待児から見てもしんどい本でした。

わたしは両親から見捨てられた子どもです。

形上は母親がシングルで子どもを成人させ、父親は金銭的な面での支えとなっていたのですが、それは本当に形だけのものでした。

 

現在人生半ばを超えているわたしの親ですから両親ともよい年な上、両者とも大病を患っているため、いつ死んでもおかしくありません。

ですが、わたしは葬式にさえ出る気もありません。

完全に縁を切った状態で一生を終えたいです。

息子には何の罪もありませんので、祖父母に当たる両者には時々会わせていますが。

わたしは精神的に無理です。

 

精神科のドクターからも冠婚葬祭以外できればそれさえも会わないほうがいい。

と言われています。

つい3~4年前までは無理してこの両親に合わせていた自分が情けなくて苦しくて、思い出すだけでパニックになります。

 

親と言う十字架どころか業火に焼かれる思いです。

(よくそんな夢を見ます)

 

この本は、親(特に母親)からの鎖を成人しても引きずっている人たち、人生が上手くいっていない人たちへのメッセージです。

わたしにもそれはぴったり当てはまるだろう事なのですが、心の中で何かが違う!と言う叫びが聞こえてくるのです。(特に第7章)

 

過ぎ去った過去は元には戻りません。

同じ悩みを抱えている方々へわたしが伝えるとしたら、

そんな親とはさっさと縁を切りなさい。

です。

 

救いが無いように思われるかもしれませんが、縁を切った今、わたしの心はずいぶんと軽くなりました。

いないものと考えると本当に楽になるのです。

 

母親の立場から読んでみても…。

同じく辛い本でした。

自分の子どもを理想的な形で慈しみ愛し、育ててきたかと問われると、多分多くのお母さん方は自信を持ってYesとは答えられないのではないでしょうか。

もちろんわたしも口が裂けてもYesとは言えません。

 

子どもを産む性として、女だから、親になるという事=母親になる。

その母親の子育てしだいで子どもの人生は変わる。

 

 

簡単には頷ける内容ではありません。

確かに身体的なものとしてホルモンの関係などはあるでしょう。

オキシトシンというホルモンについて幾度かこの本内で触れられているのですが、母=ホルモン???と誤解を生んでしまいそうな感じで書かれています。(わたしはそう誤解しました、誤解じゃないかもしれませんが)

 

オキシトシンが不足すると生きられない

 

これは、第2章の中の一節です。

やはり母親が子どもの成長(人生)の鍵を握っていると読んでしまいます。

 

我が家の息子は、わたしと同じくASD(自閉症スペクトラム)です。

遺伝的な要素として自閉症スペクトラムがあるというのは、もうかなり解明されていると思いますが、育て方で発達障害が形成されるとは、はっきりとしたことではないと思います。

(わたしの知る限りなのですが…。)

この本内では、発達障害の一つADHDが発祥するのは環境要因も影響があると書かれていました。

(第3章の一節 不安定な愛着の子どもに多いADHD P.117)

 

この部分だけ読んでしまうと、完全にトンデモ本の烙印を押したくなるのですが、もし本当にそういう研究結果が出てしまうのはとても恐ろしいことです。

誰も子どもなど生めなくなってしまいます。

子育てなど怖くて出来なくなります。

人間は種としての限界を迎えてしまうのではと思います。

(相変わらず大げさですが、わたしはそう思います)

 

先ほど触れたオキシトシンについても、自閉症障害に有効と言う情報も近年良く耳にします。

本当に有効かどうかは別として、要するに名称までは出していないけれど、自閉症スペクトラムの子どもも遺伝的なものや生まれ持っての障害ではなく、ADHDと同じく育て方=環境要因といっているのも同じじゃないかと感じてしまいます。

 

ASDの子どもを育てている母親として、これは痛い。

虐待の連鎖と言う言葉がありますが、虐待されて育った母親は子を虐待し、発達障害にしてしまうのか!

とまで考えさせられました。

痛すぎます。

 

精神的に強い人で、子どもがいない人だけがこの本を読んでほしいです。

調子を崩していた時に、読む本じゃなかったです。

結果としてこうして文章にするまで時間がかかってしまいましたが 、何とか落ち着いてきました。

この本に書いてあることを信じないと決めたからです

 

一つの考え方として捉えることにしました。

そう考えれば、この本に書かれている細部には参考になることがたくさんあります。

母という十字架を背負っている側からも、十字架を背負わせている側からも。

 

「父という病」も、最近出版されたようです。

 

父という病 (一般書)

父という病 (一般書)

 

 

こちらは読む気にはなれませんが、父親にも焦点を当ててくれてよかったと思います。

 

書籍の感想としてはあんまりなことばかり書いてしまいましたが、「母親という十字架を背負っている人」には救いになることが書かれているかもしれません。

わたしには合わなかっただけで。

 

 

 

 

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辛らつな内容、最後まで読んでくださってありがとう。感謝します。

 

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