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別名お花畑あたま。

PTA役員は下心いっぱいで引き受けるものだと思っていた。

 

PTAに関して言えば

 

PTA:役員決めは罰ゲーム? やらない人はトイレ掃除も - 毎日新聞

この記事、そしてこの記事からか、時期的なことからかPTAに関するアレコレを読んでしまって、いろいろと考えていました。

体調がいまいちだったこともあり、頭の働きも鈍くなかなか考えをまとめることができませんでした。それでも頭から離れなくってしばらく辛かったです。

時間がたった今でも 、このタイトルの通りがわたしの本心。

PTA役員は下心いっぱいで引き受けるものだと思っていた。

いろいろと考えたり調べたりしたのですが、どうしてもこの本心から抜け出せないでいます。

 

昔と今は違うのです。  

PTAは元来ボランティアで成り立っているもので、それは現在も形だけは続いていることはもちろん知っている。

中には本当にボランティア精神いっぱいで取り組んでいる方もいらっしゃると思う。

だけどたぶんそれはごく少数。

現在の日本の生活基準を考えてみても、さほどの無理なくPTA役員ができる奥様というのは数が限られてきているんじゃないかと思う。

 

昭和の高度成長期時代のように女性は家を守る的な時代はとうに終わって、親は二人とも働きに出るのがごくごく普通になってきている。

わたしのリアルのPTAの奥様方、全員とは言わないが裕福層の奥様方が占める割合が高い。傍から見ているだけじゃわからないかもしれないけれど、開業医の奥様とか社長の奥様とか地元の地主の奥様とかそう思われても嫌味じゃない裕福層の方。

 

こんな風に書いてしまうのは、もしかしたら嫉妬や妬みがあるのかもしれない。けれど、どうがんばったってその層には行けないから、妬みようがない。リアルでのそんなPTA役員の奥様方みな、いつもニコニコ笑ってとても自然で美しい。(心の中はわからないけれど余裕がある人はそんな風に笑っていてもらいたいものだ)

 

そうそうPTAの役員決め、大問題なのは単純にくじやジャンケンならまだしも、PTAを引き受けられない理由をクラス全員(欠席者、経験者を除いて)の前で話さなければならないこと。これは起業だったらパワハラですよ。何故私的な理由を大勢の前で話さなければならないのか?この方法をとっているところはわたしの経験した学校だけではないようですね。

 

私が役員を引き受けたときは

わたしが立候補してPTA役員を引き受けたのは息子が小学校5年生の年。

もちろん下心丸出しで、今から考えると黙っていればいいものをその下心まで口に出して立候補してしまった。

小学校5年生というと息子の調子が週に2回くらい学校へ行って、後は家ですごす。稽古事も少しずつ卒業して行き、安定した毎日を送っていたころ。

わたしのほうはわたしで、仕事を極端に減らしてもらって自分の体調と息子のこと、それだけに焦点を絞った生活を始めて落ち着いたころ。

 

この年にPTA役員をしておけば、小学校の管理職、主に教頭とあれこれお話をする機会も増えるだろう、そうすれば中学への橋渡しをしっかりとお願いできるはず。

実際わたしの思惑通りにことは進んで、中学への橋渡しはもう100点満点といいたいくらいしっかりとやってくださったし、そのほか息子が通級に通いやすくしてくださったりと、骨を負ってくださいました。

とてもありがたかった。

PTAの役員で週に何度も顔を合わせ、息子の状態をさりげなく聞かれたり、逆に伝えたり、あうんの呼吸まで行っていたかも。自分の時間をPTAにつぎ込んだかいがありました。

 

わたしの場合、息子が発達障害であることと小学二年生から不登校になったこと。この二つが大きな問題として抱えていたものですから、中学を意識してじわじわと実行に移すチャンスを待っていた、という状態でしたから、ごくごく一般のお母さん方とは背景がかなり違うとは思います。

 

でも、やっぱりPTA役員は下心がないと引き受けるのはつらいと思うのです。

言葉を変えるとある程度のメリットがないと自分の時間をかなり割いて学校につぎ込むのはしんどい。

ボランティア精神だけでは無理。

と、わたしは思うのですよね。

 

たとえば、自分の子どもと相性のあわない子と同じクラスにならないようにさりげなく管理職との会話に盛り込んだりできる人。

受験時期には担任のことまで口に出せる度胸のある人。

これ、何の裏もありません。

ただ、自然とそういううわさは耳にします。上記は大げさに書きましたがそれに近いこと。

PTAの役員をやるということは、やはり管理職に近づけるチャンス。自分の子どものためだったら何でもやる母親は多いでしょう。

私もその一人でしたからそうった気持ちはよくわかります。

 

そして肝心なことは、PTA役員がボランティア精神でできるお母さん方というのは、そういう環境に恵まれていなければ難しいと思うのです。

環境です。環境。

先に書いた裕福層の奥様方はもちろんのこと、パートに出なくても大丈夫な安定した家計。子どもみんなのためというお題目を掲げて行動しても大丈夫な余裕がある。

中の上の家庭の奥様方。

目立ちたいからとかはあまり噂には耳にしたことはありませんが、ヒマだからやれるのよね~というのは本当に良く聞く言葉。

働くお母様方からすればまさにそのとおりでしょう。

(ソースは全く社交的でないわたしなので情報としては噂なのか本心なのかの境目のような…)

 

PTAの場と言うのは一種の社交場。サロン的な集まりの場となっているような気がするのですが、全国的にはどうなんでしょう?

他愛ないお喋りから、噂話それも上から目線の。私が経験したときはそんな感じでした。

まあ私が卑屈でゆがんでいるのでそう感じたのかもしれませんが…。

 

PTAを社交場として残していくのだったら、みんな無理やりとかくじ引きとか出なく、自然とやりたい人だけがやればいいのです。人数を集めようとするから無理が出る。

仕事だって整理すればそんなにあるわけじゃないし(と言うか少人数で充分、一人でもいいくらい)

下手に民主的とか、PTAはみんなで参加するものだからとか的な考えは捨てて、

今年も、私たちがやらせていただきますね♪

でいいじゃない。と、真剣に思っています。

 

PTA再活用論―悩ましき現実を超えて (中公新書ラクレ)

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 *参考サイト

 

 

 

 

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