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別名お花畑あたま。

親の思い通りにならない子ども

 

子どもの.発達障害の診断 

自閉症スペクトラム(ASD)発達障害自閉症ADHD、呼び方は違えど自分の子どもが小さなときにこれらの障害を告知された親と言うものは、それぞれいろいろな葛藤があるでしょう。

 

我が家は、父親よりも母親のわたしがその障害名にこだわって診断してくださったドクターに食い下がったのを覚えています。

「親のせいでこうなったと言われたほうがいい!」

とまで言いました。

普通、にこだわっていたのではなく、障害という烙印を押されることに恐怖を持っていたのです。つまりは排除を恐れていたのですね。

自分自身が(その頃はまだ診断を受けていなかったのですが)変わった子として育ち、偏見の目で見られてきた背景があったので、変わった子以上の障害という名称が、自分以上の偏見をもたれるのかと思ってしまったのです。

当時息子にアスペルガーと診断してくださったドクターはそんな母親をどう思ったのか?お母さんのせいではないですよ。と優しく言ってくださったのに、「母親のせいでなったといわれたほうがいい!」と、半分怒鳴り声で言う親…。

子どもが責められるより、自分が責められたほうがうんといい。そういう感情だったのです。これも子どもの痛みを自分に同化してしまうということだったのでしょう。

 

お母さんのせいではないですよ。

後々引っかかったのは、「お母さんのせいじゃないですよ」と言う言葉でした。

何故診断の時にそういうせりふが出てくるのか?

発達障害関係の本を読んでも良くこの言葉が書かれてある。(診断がおりてから本やNETの情報を読みあさりましたから)

わたしは本当に親のせいと言われたほうがうんと楽なのですが、世のお母さん方はどうやら違うらしい。

やっと、自分が世の中の多くの母親と違うことに気がつきました

 

発達障害やらADHDやら普通と異なる子どもたちというのはどうしても集団の場で目立ってしまいます。

そんな子どもを抱えたお母さん方はなんとかしようといろいろな努力をし考えまた努力をしを繰り返していたのでしょう。

それでも子どもは自分の思ったようにはなってくれない。

自分ならそうではなかった。

きっとそんな感じなのだろうと想像します。

 

いざ診断を受けてからも、いくら勉強しても思うようにならない。どれだけ療育に行っても学校や幼稚園に支援のお願いに言っても、子どもは思うようにならない。

そういう悩みを持つお母さん方は、きっと頭では知識としてわかっていても、どうしても子どもが自分とは違うんだ。と言うことそのことに気がつかずにいるような気がします。

 

母親は子どもを自分と同化しやすいのか

前回あげた記事の続きのようになってしまいますが、母親と言うものはどうしても子どもと自分を同化しやすいのではないでしょうか。

10ヶ月自分の体内にいたのですからそれも仕方がないとは思いますが、出来るだけ早めに子どもと自分は別の人間で別の感覚、別の感情、別の思考をもっているのだ

と気付ければいいのになあと時々思うことがあります。

わたし自身息子と自分が似ているところがあるものだから、15歳になってわたしの背を大きく超えているにもかかわらず、時々自分の感覚と息子の感覚を同じに捉えてしまい失敗をすることがあります。

 

この親が子を同化して見てしまう。発達障害、ASDの子どもにとって結構恐ろしい結果を生むのではと危惧しています。

受動型と呼ばれる大人しい子どもは特に気をつけなければならないと思います。

子どものうちに親の言うことを聞いていれば良いという刷り込みが出来上がってしまえば大人になってもその呪縛から逃げることが出来ず、またその縛られていることさえ気付かず生きることになってしまいます。

親は一生子どもの面倒を見ることとなるでしょう。そして親亡き後はどうなるのか…?

思春期にそれに気がついて暴れだす子どもはまだ幸せかもしれません。

子どものうちに言うことを聞かない子どもはもっと幸せでしょう。

子どもが親の思い通りにならないほうが、自立の道は早いと私は思っています。

もちろん親は大変だしへこたれてしまうことのほうが多いですけど。

 

このことは、発達障害ASDの子どもたちだけのことではありません。普通と呼ばれる子どもたちも同じことが起きるかもしれません。

毒親と言う呼び方が通るようになってどのくらいでしょうか。

そう呼ばれないためにも、子どもを自分の思うように思うとおりにさせるのはとても恐ろしいことなんだと親は早めに気がついてほしいなあと切に願います。

 

 

 

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