障害者として生きていく。
障害者が暮らしていくためにどうしたらよいか?
これ自分自身のことであり、息子のことでもあるので、よく考え込む内容なのだけど、何時までたってもまともな回答が出てこない。
わたしは、障害者としてしっかりと自治体と、国から支援を受けている、はず。
息子も、障害者として支援をしっかりと受けているはず。
それでも、心の中には遠慮や、そんなサービス使ってもいいの?と言う気持ちが浮かんでくるから始末に終えない。
わたしの場合、精神科の主治医から進められて使い始めたサービスが多いので、まだ悪いなあと言うところまではいかないけれど、わたしなんかが、そんなサービス受けてもいいの?.と言う気持ちは常に心にある。
家事支援も移動サービスもヘルパーさんが一生懸命してくれる。
なんだか申し訳なくなる。
でも、その支援がなくなることを想像すると、今支援を受けている状態がとてもありがたく思える。支援がなければ出来ないことが多すぎるから。
わたしは生きるために、するりと障害者の支援を受けるようになったのだけど、これ人によっては自身を障害者と受容できていないとまでいってなくともそういうサービスや手帳を取ったら本当に障害者となる。と思って、申請していない方もいるでしょう。
高齢の方など身体の障害でいろいろなサービスを受けていけばよいのだけどかたくなに自分の家だけでなんとかしたいと言う方もいるようで、なんだか狂おしい。
わかりやすい目で見える障害の方は、それこそ、障害者の支援サービスがないと生きていくうえで非常に困ることになると思うのですが、それでも支援を受けず自分と家族だけで何とかやっていってる方も知っています。
それ家族にとてもとても大きな負担を負わせていることになるのだけれど、家族がそれをよしとしているので他人がとやかく言う問題ではないですね。
多少の知的障害がある方もきっと困ることが多いでしょう。サービスを受けれるにもかかわらず何も申請していないと、医療費もそのまま、交通費など地域によってサービスは異なりますがそれもなし。ご家族がしっかりしていれば大丈夫でしょうが。
とにかくいろんな人がいっぱいで頭がこんがらかります。
医療機関で障害の診断を受けたなら、たとえば精神の障害だと自立支援費というもので医療費が所得によって変わりますが安くなります。
もうすぐに申請しちゃったほうが、お金の心配をせずに医療機関にかかれるので心がずいぶんと楽になります。実際わたしはほんとうにたすかりました。医療費が払えないので薬の値段に敏感になったりしていました。
自立支援を申請しそれがおりたときは本当に助かりました。
その次が障害者手帳の申請。
一気にやってしまいました考え込んでしまうと取れなくなるかもと思って。
結果、最初は3級だった手帳も今では2級です。
さらに、年金も申請しました。
これも本当に書類が難しく、自治体のフォローがなければ、仕上がらなかったかもしれません。初診日が大切になるので、医療機関にもそこまでさかのぼって診断書をもらってこなければならなかったり、大変でした。
結果、年金も通って2級です。
ASD者のように一見普通に見える、その人が裏側で二次障害や人とのかかわりで苦しんでいることも目には見えない。
だからこそ、こういった障害の申請をするのも気が引けるし、人に言えない。(これわたしです)
障害者のサービスの一環で家の水周りを修理してもらいました。
そのことを感づいた知り合いがいまして、わざわざトイレ貸して!とたずねてきました。ものすごく気分悪かったです。いくらかかったの?とかいらないことまで聞いてくる無神経な人。
全部ちゃんと話せばいいのですがどこで何を話されるかが不安。
気持ち悪いです。
そういうこともサービスを受けると受け止めていかなければならないことなのかもしれません。
それでもやはり、福祉の支援はあるからこそ受けるように方向を定めたほうがいいとわたしは思います。どんなサービスがあるかわからないくらいの傷害の方には、どんと分厚い障害者のしおりだけでなく、せめて付箋やマーカーで印をつけるなど手作業になりますが、教えてあげてほしいと思います。
先の水周りのサービスなど、福祉関係の方でも知らなかったサービスでした。必死で障害者のしおりを読んだかいがありました。
障害者として生きていくなら、生きるための最低限のことは悩まずにすむようにしたいです。そのほかのことで頭悩ますことがあまりにも多いから。
それも普通と呼ばれる人から見たら贅沢だ。と言われてしまうかもしれませんね。
どうしてこんなことを考えてしまうのでしょう。
困ったものです。
事業者必携 障害者総合支援法のしくみと福祉施設運営手続きマニュアル
- 作者: 若林美佳
- 出版社/メーカー: 三修社
- 発売日: 2012/10/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
色々な本出ていますね。個人向けではないですが勉強してみてもいいかも。図書館で^^;
最後まで読んでくださってありがとう。
この問題は素直に考えてみます。