今日は一日自閉症スペクトラムといじめのことを考えていた。
わたしはASD自閉症スペクトラム。
息子中二もASD。
息子は長く不登校をやっているが(小二から)成長するにしたがって、精神力と肉体力両方ついてきたように思っている。(肉体力とは回復力と考えてほしい)
その息子が幾度目かもう数え切れないけれど本格的に学校へ行き渋りが出た。
一週間ほど理由を隠していたが(一人で解決しようと心の中でもがいていたらしい)昨夜やっと口を開いてくれた。
現在息子は支援級に在籍しているが、授業を親級(普通級)に受けに行くことが多い。
息子が抱えている問題の一つに担任との折り合いが悪すぎること。
これは親のわたしと、学校の管理職も知っていて色々力を貸してくれている。
一週間ほど前、その親級で一対一ならからかいと許してあげよう、多数対一ならそれはいじめだ!
それに当てはまることが起こったらしい。
親としては子どもの話を聞いて、子を肯定することと、励ますこと、この二つだけはかろうじて出来た。
息子としては告白してことで気が晴れたのか、びっくりするくらい爆睡してくれた。
まあ、これはいいことだ。
きっと、一週間の間睡眠も辛かったに違いない。
もう一つ親がするべきこと、それは学校側にそのことを知らせること。
本質的には電話が苦手なわたしなのだが、管理職である教頭先生になんとかこちらの内容は伝わり、何らかの手を打ってくれるようだ。
それだけで完全に安心は出来ないが、勇気をもってまた登校してくれる日が来るといいと思っている。
自閉症スペクトラムの子ら。
言葉に敏感すぎる子、聴き言葉を誤解しやすい子、
さあ、うちの息子はどちらだろう。
いじめの事実はあったのかどうか?何かの言葉を誤解しただけかもしれない。
(私はいじめが合ったと感じ、そのように動いたが)
自分に否定的になりすぎて、何もかも信じられなくなった子。
みんなと同じに出来ない自分を、ひどく憎んでしまう子。
中学生ともなれば自分の障害を深く考える時期。
我が家はわたしと言う親が同じASDだから、色々な意味で家族自体が普通ではない。
一つの物語を見ても感想が一般人のそれとはかなり違っていると思う。
そういった中で育ったので、ASD自体の否定はないが、息子の場合敏感すぎて人となじむのがとても難しい。
小学校から同じ子達は、何とか大丈夫らしいが他校から来た子達はちょっとつらいことが多いようだ。
今回の件もそのようだ。
小学校のときは遅刻して学校へ行こうが、早退しようが、授業中寝てしまおうが、からかったりましてや数人でいじめの言葉を発する子どもたちはいなかった。
だから、よけいに自分を排他的に見る目に敏感になりすぎているのかもしれない。
つらいことだ。
ASDの子、人は、コミュニケーションが苦手とか、社会性がないとか言われているが、それは多数派の意見であって少数派から見たら多数派のほうがおかしく感じることも多い。
見て見ぬふりや、みんなが言っているからとか、みんながやっているからとか、そういうの本当にわからないし、卑怯だと常日頃から思っている。
だけど、この社会はそういった多数派の人々で成り立っているから…あまり大きな声で喋ると悪口としてすぐに捉えられてしまうだろう。
今回のように、支援級の子を数人でからかうなど、ASDの子はしないと思いたい。少なくともわたしはしたことない。
一対一でケンカはあるけど。
ASDの子らや人、いじめの加害者になったことはあるのかどうか?
ちょっと知りたいところだ。
具体的な絶対的な理由がなければありえない気がするんだけど、どうなんだろう?
楽しいからとか、おもしろいからとか、人がいじめられて恐怖にひきつった顔になるのを見て、何故そう感じるのかがわからない。
うーーーーん。
日本人として性根に食いついている村八分精神が遺伝子まで侵食しているのか????
苦しいときの神頼みは、かわいいからゆるせるけど。
自分の楽しみのために人を陥れる。
自分や自分の子どもを助けるためじゃなくて楽しむだけのために人を陥れる。
わからないことだらけ。
そんなに精神蝕まれているのかなあ…?
やっぱり中学校の高校受験って何とかならないものなのかなあ。
みんなだいたいが高校に進学するのだから、受験と言うシステムをとらないでも充分にいけるような気がするんだけどな。
普段の三年間の成績と住まいの場所によってとである程度はレベルも保てて、子どもたちも遠いところまで通うと言うことはなくなる。
なんて今考えても仕方がないこと。
これからの一年、息子と同学年の子達は受験の中で戦わざるを得ない。
息抜きに、支援級の子でもからかうか!
なんてね。
いじめの問題はASDの子らだけの問題ではありません。
普通と呼ばれる子達のほうが被害者になることが多いでしょう。
なぜならASDの子らは大人の目によってある程度は守られているから。
(学校に告知していなければ当然別ですが)
さて、この難しい問題を中学の間にとくことが出来るのか、息子の手腕を見守っていきます。
最後まで読んでくださってありがとう。また明日。